« 津田恒之『牛と日本人―牛の文化史の試み―』東北大学出版会(2001.9.4初版発行) | トップページ | 田中克彦(著者)・安田敏朗/土屋礼子(聞き手)『言語学の戦後 田中克彦が語る①』三元社、2008.10.31初版発行 »

2009年8月 3日 (月)

實吉達郎『動物故事物語 上』河出書房新社(河出文庫)1988年初版発行、實吉達郎『動物故事物語 下』河出書房新社(河出文庫)1988年初版発行

Dsc08082 単行本は、『動物故事物語』(河出書房新社、1975年)であろうが、文庫版の方には明示されていない。
 「下」の最終章に「新作ことわざ」があるが、これは単行本に記載されていたかどうかは不明。
 
 「上」のカバー裏に次のような紹介文がある。
 「動物と人間との関係は長くかつ深い。そして人々は、この関係の中から多くの諺や格言を生み出した。「イノシシ武者」「烏の行水」「犬猿の仲」「鴛鴦の契り」「鶺鴒原にあり、兄弟に急難あり」――などは、そのごく一部だが、いずれも、それぞれの動物の性質や生態の特徴を巧みにとらえたものであり、古人の観察眼の鋭さに驚く。われわれの言語生活に潤いとアクセントを与えるこれらの“文化遺産”は、永く継承されるべきものである。」
 
 「下」のカバー裏に次のような紹介文がある。
 「生き馬の目を抜く・二兎を追う者は一兎も得ず・馬の耳に念仏・飼い犬に手を噛まれる・金魚の糞・蛇の道はヘビ……日常会話や新聞・雑誌に登場する動物の故事や諺・格言は枚挙にいとまない。本書は、人間との深い関わりの中で生まれ、人の世の機微を巧みに言い当てた、動物にまつわる故事や諺・格言など一一〇〇余を取り上げ、それぞれの動物の生態や食性・習性などにふれながら、その意味や用法を説き明かした傑作である。」
 
 
 単に、故事や諺・格言の意味を羅列しているのではなく、エッセイ風の、楽しく読める読物として書かれている。
 
 「上」に取り上げられているの次の通り。
  蛇、竜、虫、魚、犬、兎、虎、猿、馬、牛、牛馬
 「下」に取り上げられているの次の通り。
  猫、獅子、狼、鳥、烏、鴛鴦、〓(いすか)・目白・〓(にお)、鵙、羊、鹿、鶏、鷹、小鳥、梟・時鳥・〓(しぎ)、雉・雁、雀、蜂、蛙、狐・狸・亀、鼬、豚、猪、鼠、象、麒麟、獏、豹・その他、新作ことわざ
 
 
 
 

|

« 津田恒之『牛と日本人―牛の文化史の試み―』東北大学出版会(2001.9.4初版発行) | トップページ | 田中克彦(著者)・安田敏朗/土屋礼子(聞き手)『言語学の戦後 田中克彦が語る①』三元社、2008.10.31初版発行 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/37002/30812309

この記事へのトラックバック一覧です: 實吉達郎『動物故事物語 上』河出書房新社(河出文庫)1988年初版発行、實吉達郎『動物故事物語 下』河出書房新社(河出文庫)1988年初版発行:

« 津田恒之『牛と日本人―牛の文化史の試み―』東北大学出版会(2001.9.4初版発行) | トップページ | 田中克彦(著者)・安田敏朗/土屋礼子(聞き手)『言語学の戦後 田中克彦が語る①』三元社、2008.10.31初版発行 »